誰でもできる日本一敷居の低い 発達障がい当事者会の作り方!

こんにちは!発達障がい者の当事者会を5年ほどやっています!

発達障がい当事者会のサイクル③ 会を行う。報告する。

こんにちは水無月です!最近ブログ更新欲がでてきたようで、2日連続更新です。

3日更新なるか!?というのもお見逃しなく!

 

毎度おなじみですが、

発達障がい当事者会のサイクルを以下4つに大別してみました。

①場所を探す

②会を周知する

③会を行う

④報告をする

 

今回はその③会を行う、報告するです。当事者会においてここが一番肝心な所ですね。

自分はというと、自分で作る前にいくつか当事者会に参加していました。

それぞれ流れややり方が違ったのですが、そういう所を参考にしたり、

逆に反面教師にしたりで自分なりに考えました。なので、このブログ全体に

いえることなのですが、ここでは自分なりの考えを落とし込んだものになります。それを参考にしてもらってもいいですし、逆に違う考えを持つことも大歓迎です。結果、それによって色んな個性ある当事者会が出来上がり、参加する側の人たちにも様々な選択肢が出来上がる世界が自分の望むものになります。

 

当事者会の内容も様々ですが、恐らく一番想像つきやすいのが、皆の悩みを共有しあうようなお話をメインとする会なのではないでしょうか。今回は自分がやってきたその流れを公共施設で行うことを想定して紹介していきます。

 

まず、事前に用意するものとして、ダイソーなど100均でも売っている首からかけるタイプの名札と黒マジックを購入しておきます。参加者には、それに名前を書き込んでもらいます。(この時の名前は本名である必要はなく、ツイッターの名前だったり、会で使う名前だったり本人に任せています)ホワイトボードが使える場合は、机を描いてその周りに座る人の名前を書くようにすると、更にわかりやすいかと思います。加えてここで、初めて会う人達同士なのでもし名前を呼び間違えたりしたとしても、お互い許しあうようにお願いをします。また、ホワイトボードにあらかじめ会のルールを書いておくとよいかと思います。ルールについてはまた後述します。

 

開始時間となり、人がある程度集まったら会を始めます。まずは自己紹介から始めます。自己紹介では自分の言いたくないことは無理に言う必要はないことをその時に言いましょう。お手本としてまず主催の人間から自己紹介を始めます。そして自己紹介と共に今日話をしたいことや聞きたいことのキーワードを教えてもらいます。(SNS上のやり取りの中で、当日話したいこと聞きたいことを一つ、二つ予め考えておくように伝ええておきます)そしてここで出たキーワードは後で使うので、ホワイトボードの各名前の近くにキーワードを書き込みます。ここで参加者の方が、キーワードだけじゃなくてその内容を詳細に語る人が出ることがありますが、それを放置しておくと、会の流れが悪くなるので、主催の人がある程度のところで話を終わらせて、後で聞きますねと伝えたほうがいいです。

そして、全員の自己紹介が終わります。すると、ホワイトボードには、その人が持ってきたキーワードが記されている状態だと思います。ここから、そのキーワードに沿って提案者から詳細を伺い、みんなで話を進めていきます。ここで留意してもらいことがあって、中には一度話をしだすと止まらない人がいます。話し合いの場であるはずなのに、何かその人の独演会を聞きにきたような錯覚を覚えるときがあります。周りはつまらなそうな顔をしているが、それに気づかないのです。そういったときに主催者側が行動を起こしたほうがよいでしょう。まず先手を打ちます。会を始める挨拶の時に全体に周知として、話し合いの場なので、一方的に話をしているような状態になった場合は、主催から手短にするようにお願いする場合があることを言います。それでも話がやまない人が出てきたら、今度はその人に話は手短にするようにお願いします。一見すると、その人に対して可哀そうな面もありますが、かといってそれによって迷惑をする人がいるのも事実です。会の秩序や規律を考えると、注意することは致し方ないことなのかなと思います。

話がひと段落すると、ホワイトボードに記したキーワードを消していきます。全部消えた所で話し合いは終わりになりますが、残り時間がある場合は、またお題をそこから募集したり、話し足りない議題についての延長戦を行ったりします。

 

時間が来たら、会はお開きになります。会場からは出ることになりますが、そこから残りたい人で一緒にご飯を食べたりして親交を深めることもまた良いと思います。

 

会が終わったら、その様子をSNSに投稿しましょう。会に参加していないが、気になっている人にとってそこでどんなことをやっているのか興味があると思います。なので、活動報告を行うことで次の集客に活かせると思います。

 

現実的な話として、会を始めて最初の時は、なかなか人が集まりませんでした。中には0人だったこともあります。それでもコツコツと続けていくことで徐々に会は認知され、支援してくれる人も増えていきました。何事もはじめから上手くいくことはなかなかないことを心にとどめておきましょう。

発達障がい当事者会のサイクル② 会を周知する

こんにちは!

電話予約していた市民センターから申請書の催促連絡があり、うっかり忘れていたので謝り倒してすぐに送ったおっちょこちょいの水無月です。予約方法は所定の紙を受け付けに直接出す必要がある所、FAXでOKの所、メールや電話だけでもOKな所といったように場所によって様々なので、そういう所も事前に確認しておきたい所です。後はキャンセル料だったり、いつまで無料でキャンセルできるのか、その方法とかも知っておいて損はないです。

 

今回は前回に続いて下に記載にしたサイクルを元に

当事者会の一連の流れについての②会を周知するを説明します。

 

発達障がい当事者会のサイクル

①場所を探す

②会を周知する

③会を行う

④報告をする

 

場所が決まった後にその集まりについて周知を行います。

ツイッタージモティ、こくちーずなどのSNSを活用するのが簡単です。

自分はツイッタージモティを利用しています。

 

まずジモティに載せます。ジモティのメンバー募集のカテゴリーを選んで自分の住んでいる地域を選択します。ジモティは文字制限がないので、会について詳細を載せることができます。日時や場所、会費といった基本的な情報と共にどういった活動を行っていくのか、またルールなどを書きます。勿論ここに書く内容は実際やってみた所感などにも関わってくるので、活動していく間に徐々に完成に近づけられればよいと思います。ルールについてもどうすればよいのかまた別の機会に説明していきます。

とりあえず投稿したら、それをツイッターにシェアしていきます。

続いてその流れでツイッターです。こちらには文字制限があるので詳しい内容までは書けませんが、興味をもった人がジモティのリンクを見てもらい理解を深めてもらうという方法がよいかなと思います。ツイッターを開設したら同じようなアカウントをフォローすると、そこから繋がりが生まれていきますので、全国各地にある発達障がいの当事者会であったり、NPOであったり、発達障がいバーのアカウントを予め調べておきましょう。

 

SNSで周知すると、そこから興味を持った人が問い合わせをしてきます。そういった対応も大事なことになります。このやり取りを長年続けているので今となってはなんでもないですが、慣れるまでは苦労するかもしれません。

自分の場合は問い合わせに対応をするもののドタキャンされることがよくあります。

最初は苦労しましたが、「今日は雨だから通院やめとこう」みたいなことやっていたことを思い出し、自分も似たようなことやってるなと我に返った覚えがあります。

当事者会を主催していると、そういう参加者とのやりとりの中を通し自分を見つめなおす機会にもなるのでこれも主催をしている特権なのかなと今は思っています。ちなみに、自己防衛策として予め、無断でドタキャンしてもOKと表記し、相手にも伝えました。結果的にそれくらいゆるいほうが自分にとっても精神的に楽です。

 

発達障がい当事者会のサイクル① 全体像~場所を探す

こんにちは。地方都市で発達障がいの方向けの当事者会を行っている水無月です。

これから実体験を元に、当事者会をどのように運営しているかを紹介していきます。

今回はその流れを大まかに伝えた後に、それぞれの項目について詳細を語っていきたいと思います。

 

発達障がい当事者会のサイクルは

①場所を探す

②会を周知する

③会を行う

④報告をする

の4つにわけることができると思います。

 

まずは①場所を探す、です。

私の場合ですと、チェーン店の喫茶店や、レンタルルーム、市や区の市民センター、公民館などを使用したことがあります。場所にはそれぞれ良い点、悪い点があります。

まず、チェーン店の喫茶店だと事前に予約が必要ということもありません。また料金も各々のオーダー分で事足りるので安価です。しかし、密室でない故に込み入った話がしづらいとか、できることが限られる。利用を断られる場合があるといった不利な点があります。

 次にレンタルルームですが、密室なので話がしやすいです。ネットで空き室や料金を検索しやすいので、予定の目途をつけやすいという利点があります。不利な点は、公共施設より料金がかかるという点が挙げられます。

 続いて、市や区の市民センター、公民館など公共施設を使うという方法です。私も現在は主にこの方法で行っています。利点としては、安い、密室なので外に話が漏れず、話しやすいという点、ホワイトボードやプロジェクター等、備品を借りることができ、色んなことができるということが挙げられます。逆に公共施設の場合、他の団体との兼ね合いもあり、場所によっては予約が取れないこともあります。また、施設毎にルールが違うので、そこを把握する必要があります。公共施設については別枠で詳細を下に説明します。

 

・公共施設について

予約を行う場合に、まず団体登録が必要な場合が多いです。また、料金について障がい者手帳を提示することにより、割引を受けられる可能性があります。また普通の公共施設の場合、他の団体とスケジュールが競合する可能性が高いですが、障がい者用の公共施設というものも地域によってはあります。こちらは障がい者しか使えないので、普通の公共施設よりも予約が取りやすいです。細かいルールは施設によってまちまちなのでまずは近くにある施設に直接出向いて質問して、備品の確認、部屋の見学なども行うとよいかなと思います。

 

 

 

はじめに

こんにちは、『水無月』というものです。このブログでは発達障がいの当事者会とは何か?どういった人がなるのか?その運営のやりかたなどをこのブログで発信していきたいと思います。

 

まずは自己紹介から、私は地方都市において発達障がい当事者会の主宰を始めて5年ほど経ち現在は月一回、当事者の皆様と触れ合う機会を作っています。

 自分の特性としてはASDに少しADHDの要素があると診断されております。月一回のペースで通院。色んな薬を試した末に今はインチュニブを飲んで症状は安定しています。

 

これから当事者会について色々とお話していこうと思いますが、人にはそれぞれ考えがあると思います。なので、自分の投稿する記事自体にも異論反論ある人が出てくると思います。

 実は私が当ブログを書く目的はそこにあります。色んな人が色んなやり方で行動を起こしていく。それにより様々な当事者会が生まれます。結果、参加する当事者側としては色んな選択肢を得ることができるでしょう。こんなによいことはありません。

このブログのタイトル「誰でもできる日本一敷居の低い発達障がい当事者の作り方」にもそういった希望を込めてつけました。「『水無月』がやっている程度でいいなら、自分でもできそう」、そう思ってもらえると幸いです。

なので、これから私の記事を参考にできる部分を参考にしても良いですし、そこから何か別のことに発展させることも大変良いことだと思います。ですので、登録やコメントなど行っていただくと励みになりますのでよろしくお願いします!!!